

資料:老後の理想の住まいに関するアンケート調査住環境研究所(2006)


できる限り自分の住まいで住み続けたい。
それはどんなに高齢になっても、あるいは万一、介護が必要な状態になったとしても、
誰もが望むことではないでしょうか。
そのためにも、年齢を重ねることによる体力の衰えに備えて、
空間や設備について可能な限りの配慮はしておきたいものです。
たとえば浴室やキッチン、トイレなどの水回りへのアクセスは容易にしておくこと、
そしてそれらの設備を使いやすくしておく必要があります。


冬の寒さは年配者には結構こたえるもの。
時には温度差によってヒートショックなどを起こすケースもあります。
ところが最近では、まるで高級ホテルにいるかのように、1日中24時間、どの場所にいても温度は快適。冬でも春のような暖かい暮らしが早朝から深夜まで手に入るような住宅も開発されています。
しかも、お風呂もトイレも洗面所も寒くないというのが嬉しいですね。これからはバリアフリーは「段差」だけでなく「暖差」をなくす住まいに是非注目して下さい。


エネルギー効率の悪い家に暮らすと冷暖房コストがかかって大変。いくら住宅ローンを安く抑えても月々の光熱費が予想以上にかかってしまうというケースのないようにしましょう。
また、最近は太陽光発電によって、昼間の自宅の消費電力をまかない余った分を売電して、光熱費ゼロで生活しているお宅もあるようです。


年をとってからの補修や修繕は大変。先々外壁の塗り替えや屋根のふき替え、各所住宅部材の取替えなどが少なくて済む高耐久な住宅を選びましょう。
今では家の一生涯にかかるコストを算出するライフサイクルコストシミュレーションなどを検討することができます。
ホテルのスイートルームの「スイート」とは、寝室やリビング、浴室もある「一揃いの」というのが本来の意味です。また、スイートルームが生まれた背景には、旅人が、「自分のマスターベッドルームのように快適に過ごしたい」ということからだったと言われています。欧米のマスターベッドルームは、夫婦がくつろぎ、コミュニケーションを深める暮らしの中心。ホテルのスイートというと、広く贅沢なイメージがありますが、もともとは欧米のベッドルームが原点です。「夫婦のコミュニケーションスペースを備える」、「ワンフロアでゆとりを以て構成される空間」という観点から見ると、住まいにもスイートから学ぶべき点が数多くあるといえます。 高齢者にはワンフロアのスイートライフが好ましいようです。

▲スイートルームのプラン例
2009 SEKISUI CHEMICAL CO., LTD. HOUSING COMPANY